介護保険法の一部を改正する法律案(仮称)のポイント

こちらに、⇒ http://d.hatena.ne.jp/MasahiroIshida+NP/20110213
今行われている通常国会に提出される予定の介護保険法改正の方向をまとめた資料を紹介しました。

この資料の内容と政府の方針をまとめ、改正法律案のポイントを示したのが以下の資料です。

http://www.mike.or.jp/INDEX/20101224SH-KQ-KaigoLowAN.pdf
(画像をクリックすればダウンロードできます)


どうやら、地域包括ケアシステムを実現し、単身・重度の要介護者への支援の強化することがメインの考えですね。

24時間対応の定期巡回サービスや看護・介護の一体提供が提案されるでしょう。また訪問看護と小規模多機能型居宅介護などのサービスの組み合わせも要チェックです。高齢者住宅にサービスをつけた住宅制度も作る予定です。
介護職員におけるたんの吸引・経管栄養については、当面のやむを得ない措置として今は対応していますが、法的な裏付けをつくることになる予定です。
介護療養病床は、廃止が6年伸びて、次の次の介護・診療報酬の同時改定の時まで延期となりました。

一方、ケアプランの有料化や軽度者の自己負担割合のアップ等の負担者増については、見送られそうです。その分保険財政が厳しくなりますが、安定化基金を取り崩して対応するようです。長期的な目で見たときにホントにこれでいいのでしょうか。



出典:2010年12月24日
社会保障審議会介護給付費分科会 介護保険法の一部を改正する法律案(仮称)のポイント