2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

入院期間別入院患者数と一般病床・療養病床

病床の機能分化が始まってから20年弱。この間で長期療養患者の多くが一般病床から療養病床に移動したことがわかります。しかしまだ、一般病床に長期療養の方が残っています。また療養病床にも1年以上入院している方も残っています。在宅や介護保険施設の充実…

病床数及び介護施設の定員数等の推移

一般病床数より、療養+介護保険施設のほうが多いです。1990年代後半より急速に機能分化が進んでいることがわかります。それでも療養+介護保険病床が足りず、患者さんが帰るところがないという声をよく聞きます。ホントのところ、いったいどのくらい必要な…

日数ごとにみた推計入退院患者数

入院してから1,2日での退院がダントツに多いですね。こういう患者さんについて、入院してから看護計画の立案をしても、計画ができるころにはもう退院してるってことだろうなぁ。外来で看護計画をたてる、最初からクリニカルパスですべてを済ますなどの工夫…

退院患者の在院期間別内訳

退院した時点でどのくらいの期間入院していたかをみると、一般病床では14日以内が3分の2以上である一方、半年以上の方は2%もいません。 入院期間別入院患者数と比較するとよくわかりますが、入院が長期化すると退院が難しくなることがはっきりとわかります。…

入院期間別入院患者数

よくいわれる「平均在院日数」は、入院患者さんの在院日数の平均ではなく、おおざっぱに言えば”入退院の多さ”を示す指標です。ですから、平均在院日数の値からは病院にどのくらいの在院期間の方がどのくらい入院しているかはわかりません。上記は退院患者さ…

人口10万当たりの一般病床と療養病床の状況

都道府県ごとの比較です。西高東低を言われていますがそれがよくわかります。ところで一般病床に対する回復期リハビリ病床の比率ですが、高知県が高いのは有名な話ですが、山梨県が一番でした。何か理由があるのでしょうか?? (画像をクリックすればダウン…

病院病床に関する主な構造設備の基準及び人員の標準

病床種別ごとの主な基準を一覧にしています。こういう表があると一目で比較できて頭の整理がやりやすくなります。ありがたい。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2011年3月9日 社会保障審議会医療部会(資料)より

経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人及びフィリピン人 看護師・介護福祉士候補者の滞在期間の延長について

日本とフィリピン・インドネシアとのEPAに基づき受け入れている看護師・介護福祉士候補者が今回の国家試験に合格できなくても、滞在できる期間を1年間延長するという閣議決定です。 3月25日は国家試験の発表日です。さて、どのような結果になるのでしょう? …

平成23年東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震の被災に伴う保険診療関係等の取扱いについて

震災によって、病院が壊れたり、入院患者が急増したり、派遣により人員が不足したりした場合の診療報酬の取扱いについて通知がでました。 (画像をクリックすればダウンロードできます)出典:2011年3月15日 厚生労働省保険局医療課・厚生労働省老健局老人保…

訪問看護の利用状況と自宅死亡の割合

このグラフから、訪問看護が自宅での看取りを支えているという示唆を感じます。また、東京や大阪など都市部のほうが自宅死亡の割合が高いとか、九州が全般的に自宅死亡の割合が低いとかを読み取れます。人口当たりの病床数が少ないほうが訪問看護への依存が…

訪問看護事業所の規模別年間看取り数の状況

「訪問看護事業所の規模が小さいほど、在宅における看取り数も少ない傾向がある」と書いてありますが、当たり前ですよね。訪問ステーションの場合は、事業所の規模が多いほど訪問件数が多くなり、当然看取り数も増える可能性が高いです。審議会に資料として…

ライフサイクルで見た給付と負担

Pick-Upは社会保障関係が続いていますが、もうひとつ。 貰うほうが払うより断然多いことが一目でわかります。これでは財政破たんしてしまうわけだ。教育や社会保障にかけるお金を減らすか、自己負担を増やすかしないと持たないと思えてしまう資料です。 (画…

社会保障給付の国際比較

おなじ対GDP割合のデータでも、昨日のとは違った姿が見えてきます。GDPに対する割合から見ると、日本は医療に関しては諸外国と比較すると少なめなものの極端というわけではないようです。むしろ介護にかけるお金の少なさが際立ちます。ただ、日本の実態は病…

OECD諸国の医療費の伸びとGDPの伸び

最近の日本のGDPの伸びはとても少ないにもかかわらず、GDPに対する医療費の伸びのもOECD諸国の中では少ない。 一方、高齢化の進展の具合はとても急速。これだけみると、日本は医療費の伸びを抑制しすぎているように思えます。 (画像をクリックすればダウンロ…

チーム医療推進のための基本的な考え方と実践的事例集(案)

まだ案の段階ですけど、結構参考になります。特に実践的事例集のところ。内容や効果、運営等が要領よくまとめられている感じがします。栄養サポートチーム、リハビリテーションチーム、薬剤師の連携、認知症、医療安全、せん妄、社会福祉士の病棟配置等など2…

看護業務実態調査結果

これは、特定看護師の議論をするときに欠かせない資料です。昨年9月にチーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループでまとめられたもので、203項目の医療処置項目のうち、それぞれが実際に誰が行っているか、今後誰が行ったらいいかを調べたもので…

国民医療費の構造

国民医療費の収入と支出がどなっているかを一覧にしてくれました。 僕たちが給料から天引きされている保険料分では、国民医療費の4分の1くらいしか賄えません。がん・循環器・呼吸器の上位3位までの疾病に対する医療費だけで、もうその収入を超えています…

施設別の医師の年齢ごとの数

この20年間くらい、病院だと医師数は増えているのですが39歳以下の医師に限っていえば増えていませんね。平均年齢も徐々にアップ。一方、診療所は40〜60歳のベテラン医師と70歳以上の大ベテラン医師が大幅に増加しています。 (画像をクリックすればダウンロ…

今後の看護教員のあり方に関する検討会報告書

3月3日に「教員の数や質の充実などの課題があり」なんて書いてしまいましたが、 http://d.hatena.ne.jp/MasahiroIshida+NP/20110303 この検討会のことを失念していました。ごめんなさい。 看護教員養成講習会の見直しや看護教員の継続教育・キャリアアップ…

看護教育の内容と方法に関する検討会報告書

以前案を紹介しましたが、 http://d.hatena.ne.jp/MasahiroIshida+NP/20110211/1297431576 このたび、正式なものになって発表されました。「保健師・助産師・看護師に求められる実践能力を明確化するとともに、その実践能力が養われるよう、卒業時の到達目標…

訪問看護ステーション数の推移

訪問看護ステーション、伸びませんねぇ。介護保険制度が始まった2000(平成12)年までは急速なペースで伸びていたのですが、それからさっぱりです・・・。 訪問看護サービスを使いたくても使えないのか、訪問看護する人がいないのか。 訪問看護サービスが利…

第七次看護職員需給見通しに関する検討会報告書

昨年末にまとまった看護職員需給見通しです。 結論は、平成27年時点で 需要 150万900人 供給 148万6000人 で、14900人がまだ不足するだろうということです。ちなみに、第6次までの過去の需給見通しははずれっぱなし。不足状態は変わりません。でも、不足状…