2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
たんの吸引や経管栄養は看護職の業務とされてきましたが、それらを介護職員らにもOKとし、法的な裏付けを整理しましょうという趣旨の報告書です。この方針をうけて、今行われている通常国会で介護保険法の改正と共に法改正される見込みです。 (画像をクリッ…
200床未満の病院が7割くらいを占めるのが日本の医療。でも一方でベッド数でみると6割以上が200床以上の病院。どっちを中心に医療政策を企画立案するのか、悩ましいところです。 今は小さな病院に政策の目が向いていないように思えてなりません。小さな病院…
大学病院、国公立病院がやっぱり大病院です。医療法人や個人の病院は病床数が少ないですね。設置主体ごとの平均で7倍くらいのサイズの違いがあります。一律に政策を考えてはいけません。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2010年12月2日 …
人口当たりの病床数はダントツの多さ。まさしくこれが日本の医療提供体制の特徴です。急性期病床に限っても、長期療養病床に限っても最も多い国です。 (画像をクリックすればダウンロードできます) しかし、人口当たりの医師数・看護師数は平均程度しかいま…
医療法によっていろいろな病床・病院が規定されています。一方、診療報酬(特に特定入院料)によって、さまざまな病棟が定義されています。それらを一覧した図です。とってもややこしいですが一見の価値あり。作った人尊敬! (画像をクリックすればダウンロ…
病床あたりの従事者数と平均在院日数には強い相関(R2=0.96・・スゴイ!!)があるというグラフです。 とはいえ、当たり前ですよね。特に看護師については、診療報酬の入院基本料で、職員数が多いほど平均在院日数を短くしなければならないというルールにな…
こちらに、⇒ http://d.hatena.ne.jp/MasahiroIshida+NP/20110213 今行われている通常国会に提出される予定の介護保険法改正の方向をまとめた資料を紹介しました。この資料の内容と政府の方針をまとめ、改正法律案のポイントを示したのが以下の資料です。 (画…
都道府県ごとに差がありますね。医療は西高東低といいますが、その通りですね。人口当たりの病院数が多いところは、病院当たりの病床数が少ないように見えます。中小病院の有無が差を生んでいるのでしょうか。 (画像をクリックすればダウンロードできます)…
介護保険制度で要介護・要支援との認定を受けた人は、制度開始から10年たって、2倍以上に増えました。特に、要支援・要介護1・2・3等の比較的軽い人が増えています。一方、給付費も3.2兆円から7.3兆円へ増えており、財政の圧迫感が強まっているという雰…
ややこしいと言われている訪問看護の報酬体系をまとめた資料です。このように一覧表にしてもらえるとありがたいです。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2011年1月21日 中央社会保険医療審議会(資料)医療介護の連携について(参考資料)…
待ってました! 新人看護職員研修に関する検討会の報告書が発表されました。・・・というか、新人看護職員研修ガイドラインの 看護師版 保健師版 が公表された、といった方がわかりやすいですね。 昨年は最終版が間に合わず「中間まとめ」と「新人看護職員研…
スウェーデン、オランダ、フランス、日本の在宅での看取りの状況をまとめた資料です。訪問看護が充実しているほど在宅死亡率が高いことが示されています。在宅看取りを増やすためには、訪問看護を今の5〜10倍にする必要がありますが、今出されている計画では…
死亡場所は戦後一貫して自宅から病院へと変わってきましたが、この数年は傾向に変化が見られます。 自宅での死が少しずつ増えてきました。特にがん末期については最近5年で3割くらい増えてきました。地道に頑張っていますね。 (画像をクリックすればダウンロ…
看護学生がどのような視点から就職先を決めていくかという図式が上手にまとめられています。大学病院等の大病院に8割が就職ですって。訪問看護を希望する学生はとても多いのですが、どうして就職しないのかがわかります。就職先の条件、進路指導の対象から訪…
よく見る比較表ですが、見るたびに日本は医療従事者と患者の犠牲の上に制度が成り立っていると思ってしまいます。病床当たりの医師・看護職員の数が少なすぎますね。 看護だと病院100床あたり69.4人が日本。一方ドイツやフランスはその2倍、イギリスは4倍、…
中医協で医療介護連携について議論がありました。特に訪問看護については、訪問看護に対し「ターミナルケア」「要介護度の高い者」を特に期待をしています。 訪問看護ステーションの規模 退院直後の訪問看護 特別訪問看護指示書 複数名の訪問看護の役割分担 …
中央社会保険医療審議会で来年度の診療報酬改定に向けた議論が始まりました。その中で訪問看護の見直しに関して議論するために事務局より提出された資料を見てみましょう。 訪問看護の対象者が要介護度の高いに偏っていること 訪問看護ステーションの規模が…
今行われている通常国会に提出される予定の介護保険法改正の方向をまとめた資料です。(解散・・・したらどうなるの?)社会保障審議会介護保険部会での議論のまとめでもあります。 (画像をクリックすればダウンロードできます)中心テーマは、地域包括ケア…
看護教育のあり方については、しょっちゅう検討されている感じがします。今回の検討についてはようやく案がまとまり会議に提出されました。しかし追加意見がで座長議長預かりになりました。教員の確保などについてもう少し突っ込んで表現するようです。年度…
介護保険サービスを支給限度額を超えて利用している人がいます。その分析結果がまとめられています。 (画像をクリックすればダウンロードできます) ・区分支給額を超えてサービスを利用している人についての分析をみると、実はたくさんのサービスを組み合わ…
定番のグラフです。2004年をピークに人口が減少して行くことがよくわかります。気になるのは14歳以下人口。2055年には752万人。つまり年に50万人も子供が生まれないということです。明らかに家庭の形が変わります。 (画像をクリックすればダウンロードできま…