Pick-Up

病棟ごとの在院日数90日超え患者の割合

医療施設・介護施設の利用者に関する横断調査より。医療療養病棟と一般病棟(13対1、15対1)との違いです。診療報酬のルール(90日を超えると出来高から包括になる)のせいでしょうけど、在院日数が90日を超える患者の割合は介護保険の医療療養病床のほうが…

特殊診療設備の病床規模別保有状況

ICUやNICUなどの高度な特殊診療を行う病床の分布をみたグラフです。 ICUと外来化学療法室は、施設の病床規模が大きくなるほど、施設あたりの病床数も増えますが、他はそうでもないですね。小さい病院が頑張っているのは心臓や脳卒中の集中治療室。専門病院が…

入棟前、退棟後の居場所

災害支援で忙しく、久しぶりの更新になってしまいました。すみませんでした。 さて、 それぞれの病棟に入棟する前にどこにいたか、退棟後にどこにいったかを示した図です。 7対1や10対1の病棟は、在宅からのダイレクトに入院、在宅に帰っていく患者が圧倒的…

手術前・手術後の平均在院期間

手術のための入院期間もずいぶん短くなってきました。術前の在院期間は2割、術後の在院期間は3割も短縮です。 この傾向はさらに強まっていくことでしょう。最近は外来経由で手術し終わってからはじめて入院というのも増え始めています。 (画像をクリックすれ…

入院中の患者の状況(看護必要度)

7対1、10対1、亜急性期での看護必要度を比較したものです。7対1が変化が最も激しいです。ただし入退棟の時点では10対1のほうが高い値がでています。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2011年3月9日 社会保障審議会医療部会(資料)より

入院期間別入院患者数と一般病床・療養病床

病床の機能分化が始まってから20年弱。この間で長期療養患者の多くが一般病床から療養病床に移動したことがわかります。しかしまだ、一般病床に長期療養の方が残っています。また療養病床にも1年以上入院している方も残っています。在宅や介護保険施設の充実…

病床数及び介護施設の定員数等の推移

一般病床数より、療養+介護保険施設のほうが多いです。1990年代後半より急速に機能分化が進んでいることがわかります。それでも療養+介護保険病床が足りず、患者さんが帰るところがないという声をよく聞きます。ホントのところ、いったいどのくらい必要な…

日数ごとにみた推計入退院患者数

入院してから1,2日での退院がダントツに多いですね。こういう患者さんについて、入院してから看護計画の立案をしても、計画ができるころにはもう退院してるってことだろうなぁ。外来で看護計画をたてる、最初からクリニカルパスですべてを済ますなどの工夫…

退院患者の在院期間別内訳

退院した時点でどのくらいの期間入院していたかをみると、一般病床では14日以内が3分の2以上である一方、半年以上の方は2%もいません。 入院期間別入院患者数と比較するとよくわかりますが、入院が長期化すると退院が難しくなることがはっきりとわかります。…

入院期間別入院患者数

よくいわれる「平均在院日数」は、入院患者さんの在院日数の平均ではなく、おおざっぱに言えば”入退院の多さ”を示す指標です。ですから、平均在院日数の値からは病院にどのくらいの在院期間の方がどのくらい入院しているかはわかりません。上記は退院患者さ…

人口10万当たりの一般病床と療養病床の状況

都道府県ごとの比較です。西高東低を言われていますがそれがよくわかります。ところで一般病床に対する回復期リハビリ病床の比率ですが、高知県が高いのは有名な話ですが、山梨県が一番でした。何か理由があるのでしょうか?? (画像をクリックすればダウン…

病院病床に関する主な構造設備の基準及び人員の標準

病床種別ごとの主な基準を一覧にしています。こういう表があると一目で比較できて頭の整理がやりやすくなります。ありがたい。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2011年3月9日 社会保障審議会医療部会(資料)より

訪問看護の利用状況と自宅死亡の割合

このグラフから、訪問看護が自宅での看取りを支えているという示唆を感じます。また、東京や大阪など都市部のほうが自宅死亡の割合が高いとか、九州が全般的に自宅死亡の割合が低いとかを読み取れます。人口当たりの病床数が少ないほうが訪問看護への依存が…

訪問看護事業所の規模別年間看取り数の状況

「訪問看護事業所の規模が小さいほど、在宅における看取り数も少ない傾向がある」と書いてありますが、当たり前ですよね。訪問ステーションの場合は、事業所の規模が多いほど訪問件数が多くなり、当然看取り数も増える可能性が高いです。審議会に資料として…

ライフサイクルで見た給付と負担

Pick-Upは社会保障関係が続いていますが、もうひとつ。 貰うほうが払うより断然多いことが一目でわかります。これでは財政破たんしてしまうわけだ。教育や社会保障にかけるお金を減らすか、自己負担を増やすかしないと持たないと思えてしまう資料です。 (画…

社会保障給付の国際比較

おなじ対GDP割合のデータでも、昨日のとは違った姿が見えてきます。GDPに対する割合から見ると、日本は医療に関しては諸外国と比較すると少なめなものの極端というわけではないようです。むしろ介護にかけるお金の少なさが際立ちます。ただ、日本の実態は病…

OECD諸国の医療費の伸びとGDPの伸び

最近の日本のGDPの伸びはとても少ないにもかかわらず、GDPに対する医療費の伸びのもOECD諸国の中では少ない。 一方、高齢化の進展の具合はとても急速。これだけみると、日本は医療費の伸びを抑制しすぎているように思えます。 (画像をクリックすればダウンロ…

国民医療費の構造

国民医療費の収入と支出がどなっているかを一覧にしてくれました。 僕たちが給料から天引きされている保険料分では、国民医療費の4分の1くらいしか賄えません。がん・循環器・呼吸器の上位3位までの疾病に対する医療費だけで、もうその収入を超えています…

施設別の医師の年齢ごとの数

この20年間くらい、病院だと医師数は増えているのですが39歳以下の医師に限っていえば増えていませんね。平均年齢も徐々にアップ。一方、診療所は40〜60歳のベテラン医師と70歳以上の大ベテラン医師が大幅に増加しています。 (画像をクリックすればダウンロ…

訪問看護ステーション数の推移

訪問看護ステーション、伸びませんねぇ。介護保険制度が始まった2000(平成12)年までは急速なペースで伸びていたのですが、それからさっぱりです・・・。 訪問看護サービスを使いたくても使えないのか、訪問看護する人がいないのか。 訪問看護サービスが利…

病床規模別の病院数・病床数

200床未満の病院が7割くらいを占めるのが日本の医療。でも一方でベッド数でみると6割以上が200床以上の病院。どっちを中心に医療政策を企画立案するのか、悩ましいところです。 今は小さな病院に政策の目が向いていないように思えてなりません。小さな病院…

開設者別の病院数・病床数

大学病院、国公立病院がやっぱり大病院です。医療法人や個人の病院は病床数が少ないですね。設置主体ごとの平均で7倍くらいのサイズの違いがあります。一律に政策を考えてはいけません。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2010年12月2日 …

OECD諸国の中の日本

人口当たりの病床数はダントツの多さ。まさしくこれが日本の医療提供体制の特徴です。急性期病床に限っても、長期療養病床に限っても最も多い国です。 (画像をクリックすればダウンロードできます) しかし、人口当たりの医師数・看護師数は平均程度しかいま…

病院の機能に応じた診療報酬による分類(イメージ)

医療法によっていろいろな病床・病院が規定されています。一方、診療報酬(特に特定入院料)によって、さまざまな病棟が定義されています。それらを一覧した図です。とってもややこしいですが一見の価値あり。作った人尊敬! (画像をクリックすればダウンロ…

平均在院日数と職員数の関係

病床あたりの従事者数と平均在院日数には強い相関(R2=0.96・・スゴイ!!)があるというグラフです。 とはいえ、当たり前ですよね。特に看護師については、診療報酬の入院基本料で、職員数が多いほど平均在院日数を短くしなければならないというルールにな…

都道府県別の病院数、病床数、在院日数等

都道府県ごとに差がありますね。医療は西高東低といいますが、その通りですね。人口当たりの病院数が多いところは、病院当たりの病床数が少ないように見えます。中小病院の有無が差を生んでいるのでしょうか。 (画像をクリックすればダウンロードできます)…

要介護度別認定者数の推移

介護保険制度で要介護・要支援との認定を受けた人は、制度開始から10年たって、2倍以上に増えました。特に、要支援・要介護1・2・3等の比較的軽い人が増えています。一方、給付費も3.2兆円から7.3兆円へ増えており、財政の圧迫感が強まっているという雰…

医療保険と介護保険の訪問看護の報酬体系

ややこしいと言われている訪問看護の報酬体系をまとめた資料です。このように一覧表にしてもらえるとありがたいです。 (画像をクリックすればダウンロードできます) 出典:2011年1月21日 中央社会保険医療審議会(資料)医療介護の連携について(参考資料)…

諸外国の在宅における看取りのデータ

スウェーデン、オランダ、フランス、日本の在宅での看取りの状況をまとめた資料です。訪問看護が充実しているほど在宅死亡率が高いことが示されています。在宅看取りを増やすためには、訪問看護を今の5〜10倍にする必要がありますが、今出されている計画では…

死亡場所の推移

死亡場所は戦後一貫して自宅から病院へと変わってきましたが、この数年は傾向に変化が見られます。 自宅での死が少しずつ増えてきました。特にがん末期については最近5年で3割くらい増えてきました。地道に頑張っていますね。 (画像をクリックすればダウンロ…